- 物販商品(自宅から発送)あんしんBOOTHパックで配送予定¥ 1,900
※現在BOOTH用の在庫が品切れです。 架空ストアでも通販を行っています。そちらの在庫はありますので、架空ストアでのお求めをご検討ください。 https://store.retro-biz.com/i19793.html 黒い本文紙、黒いインク 文庫版 184ページ 黒い紙に黒い字で印刷された「読めない本」。 物語を読むことは時に悲しい事件の追体験であり、読書によって登場人物の内心の秘匿は暴かれる。 この本は黒いページを読み解く困難な読書体験を通じて、本と読者の関係や、文字が「見える」「読める」こと、物語を「読む」ことを改めて考えさせる。 2014.05.05 初版発行 文庫版 200ページ 2016.11.23 改定第四版発行 文庫版 176ページ 2020.05.06 改定第五版発行 文庫版 184ページ 2022.11.11 改定第六版発行 文庫版 184ページ *第六版から、書籍1冊につきポストカード1枚が付属します(なくなり次第終了) ポストカードの単品販売はストア内の別ページをご覧ください。 色上質黒にオンデマンドプリント ※書籍の商品写真は第五版のものです。
あらすじ
すべてが観光客のために誂えられたテーマパークのような「街」。 なかでも演劇は街の一大産業であり、街の中心に建つ巨大劇場がその権威を掌握していた。 労働者向けの安酒場でピアノを弾くXのもとに、劇場の新進気鋭の舞台俳優・0が来店する。 二人の交差をきっかけに、街と人々の歪みが綻びはじめる。 登場人物 X:酒場のジャズピアニスト。親切だが内心は空虚で、常に離人感を覚えている。 0:美貌の舞台俳優。刃物のような鋭い眼光を持ち、悪役や色物ばかり演じる。
冒頭40,979字を公開しています
2020.05.06発行の『Cipher』改定第五版は、消費税増税と洋紙の価格上昇にともない頒布価格を改定しました。 納得して作品をお求めいただけるよう、冒頭から40,979字/79,200字のテキストを次のページに掲載します。 https://libsy.net/cipher
本文サンプル(映像)
黒いページをめくったサンプル動画はこちらをご覧ください。 https://twitter.com/mtn_river/status/1256563496126279682
ライナーノーツ「闇のなかの言葉」
改定第五版の発行に際し、作者による解説を書き下ろしました。 一見しただけでは難解な印象を与える『Cipher』の制作時の真意を、今までで一番詳細に記しています。 初版〜第四版を読んで作品に疑問を抱かれた読者にも読んでほしいと思い、ここに全文を掲載します。 https://libsy.net/cipher/liner-notes